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物理学科 冬の談話会

講師
西田 祐介 氏(物性物理学専攻 准教授)

日付
2013年12月19日(木)

時間
17:00-18:00

場所
本館1階H111講義室

 
原子核、冷却原子、物性物理をつなぐ普遍性とエフィモフ効果

添付ファイル
PDF   ダウンロード (166.7 KB)

内容
系の微視的詳細に関わらず同じ物理現象が現れるとき、その現象を普遍的であるという。その顕著な例のひとつは、離散的なスケール対称性を持つ無限個の3体束縛状態が現れることを予言する、エフィモフ効果である。エフィモフ効果はその特異性と普遍性から、これまで原子核物理や原子物理など分野の垣根を越えて精力的に研究されきており、特に近年の冷却原子を用いた実験技術の発展により、実験的に観測することも可能になってきている。
本講演では、エフィモフ効果について解説したあと、物性系においてもエフィモフ効果は現れうることや、スーパーエフィモフ効果と呼ばれる新奇の普遍的現象の発見など、最近の研究成果を紹介する。

 物理学科冬の談話会 世話人代表:藤澤利正(内線2750)

 ※談話会終了後、物理学科忘年会を開催します。


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