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物理学科 冬の談話会

講師
竹内 一将 氏(物性物理学専攻 准教授)

日付
12月18日(金)

時間
16:30~17:30

場所
本館 第二会議室 (3階345号室)

 
液晶を使って見る トポロジカル欠陥の世界

添付ファイル
PDF   ダウンロード (529.4 KB)

内容
 結晶の周期構造の(位相的)乱れ、超流動・超伝導における量子渦から、宇宙ひもや素粒子論のD-ブレーンまで、トポロジカル欠陥は物理の様々な分野で活躍する重要な存在です。従って欠陥を「目で見る」ことには大きな意義があり、様々な手法が開発されてきましたが、未だに可視化が困難な場合も珍しくありません。そのような中、液晶は、顕微鏡と偏光板さえあれば欠陥が簡単に観察できる実験系として大変有用です。
 本談話会では、トポロジカル欠陥の導入から始め、液晶を使って欠陥を見たり作ったり弄ったりする色々な技を紹介します。そこから、特に非平衡現象に関して、欠陥以外でも成り立つ普遍的な物理法則が調べられることもお話ししたいと思います。


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