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フォトニック結晶~光物性を自在に設計する~

講師
納富 雅也 氏(東京工業大学 理学院 教授)

日付
平成29年7月28日(金)

時間
17:00-18:00

場所
西5号館W531号室(レクチャーシアター)

 
物理学系 夏の談話会2017

添付ファイル
PDF   ダウンロード (1064494.0 MB)

内容
フォトニック結晶とは、半導体ナノ加工技術で作製されるサブミクロンスケールの屈折率の人工周期構造です。フォトニック結晶に関しては、六年前に物性物理専攻冬の談話会で主に光集積応用研究に関する話をさせていただきましたが、今回はフォトニック結晶によって実現する新奇な光物性に関する話をします。
内容としては、前半は、フォトニック結晶研究の発端となったフォトニックバンドギャップ発現に関する話から スタートし、周期性による光物性制御の例として、負の屈折や強い光閉じ込め、さらにナノ材料との光強結合系に 関する研究を紹介します。後半では最近の新しい動向として、特殊なトポロジーやParity-Time対称性等の特異な 対称性を持つフォトニック結晶が導く興味深い性質について触れる予定です。


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