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エピタキシャルCVD法による二次元原子膜の成長とその展開

講師
吾郷 浩樹 氏(九州大学グローバルイノベーションセンター)

日付
2019年6月3日(月)

時間
15:00-16:00

場所
本館2階 284B 物理学系輪講室

添付ファイル
PDF   ダウンロード (309.8 KB)

内容
 近年、グラフェンをはじめとした二次元原子膜が注目を集め、材料合成・物性測定・応用開発が活発に行われている。我々は、グラフェンのもつ高移動度など真に優れた特性を活かすためには、高品質な材料創製技術が必要と考え、エピタキシャルCVD法という新たな方法を開発してきた。本講演では、サファイア上のCu(111)薄膜を用いた単層グラフェンの超高品質合成の取り組み、そして二層グラフェンの選択成長やインターカレーションについて解説する。その後、遷移金属カルコゲナイドやペロブスカイトなどとのヘテロ構造体、最近のトピックスである六方晶窒化ホウ素のCVD成長などについて紹介する。さらに、当センターで進めている二次元材料のオープンイノベーションに向けた取り組みについても紹介したい。

連絡教員 物理学系 斎藤 晋(内線2070)


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