前へ一覧に戻る次へ

有限温度のボース・アインシュタイン凝縮を記述する確率微分方程式

講師
第1部:小林未知数 准教授(高知工科大学 環境理工学群) 第2部:福泉麗佳 准教授(東北大学 情報科学研究科)

日付
2021年10月29日(金)

時間
第1部:14:00-15:00 第2部:15:10-16:10

場所
Zoom*による開催(URL は下記をご確認ください。)

URL

添付ファイル
PDF   ダウンロード (349.9 KB)

内容
【第1部】
絶対零度近傍の冷却原子気体ボース・アインシュタイン凝縮(BEC)のダイナミクスを記述する方程式としてGross-Piteavskii方程式がよく知られている。一方で有限温度のBECを記述するモデル方程式としてProjected Stochastic Gross-Pitaevskii方程式を紹介する。講演ではモデル方程式と有限温度BECや類似する物理系との関係、および数値シミュレーションの結果、特に平衡相転移に関する結果を紹介する。
【第2部】
第一部で紹介した (Projected) Stochastic Gross-Pitaevskii 方程式の数学的正当化、つまり、方程式の解の存在、また、平衡状態の存在と系の平衡状態への収束・収束レートの厳密証明について解説する。また、第一部で出てきた類似する物理系との関係についてもどの程度のことが厳密に証明できているかということも紹介する。


連絡教員 物理学系 笹本 智弘(内線2736)


一覧に戻る